東山動物園長寿動物を祝う会

平成24年9月17日敬老の日、東山動物園のソマリノロバ「ティノ」の長寿を祝う会が行われました。25歳のティノは人間で言うと約80歳になるそうです。当会より、リンゴ1年分のお祝いをさせて頂きました。

ティノ

ソマリノロバ
・学名:Equus asinus somalicus
・名前:Tino
・性別:オス
・年齢:25才
・生年月日:1987年8月 東ベルリン生
・来園日:1988年9月3日
・一日の給餌量:
乾草(チモシー)1.6㎏、草食ペレット2.8㎏、リンゴ0.35㎏、ニンジン0.25㎏、サツマイモ0.35㎏、パン0.1㎏

ソマリノロバはアフリカノロバの一亜種で、エチオピアとソマリアの草原・半砂漠などの乾燥地に生息する野生のロバで、家畜ロバの先祖種と考えられています。1頭のオスと数頭のメスおよびその子からなる群れで生活します。人による乱獲や家畜ロバとの餌や水の競合により、野生下では数百頭にまで減少した絶滅危惧種です。日本では、東山動物園だけが3頭(オス2頭・メス1頭)を飼育しています。
Tinoは1988年9月の来園以来、4女1男、計5頭の子をつくりました。神経質ですが、おとなしい性格です。来園者によく慣れており、近くまで寄ってきてくれます。時々、「フヒッ、フヒーッ」という独特の鳴き声で、来園者を楽しませてくれます。エサは主に、乾草、リンゴ、ニンジン、サツマイモ等を与えていますが、とくにリンゴが好物です。健康状態は良好ですが、以前から歯が悪く、定期的に治療を行っています。

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